2015年株主総会

 小畑さんを職場に戻す運動を訴え、より大きく発展させるため、昨年に引き続
き、株主総会に合わせて東京でのとりくみをおこないました。

 大阪からの上京団22名。総会前日の21日は世田谷と三鷹の損保ジャパン役員
宅周辺でビラの全戸配布をおこないました。

 株主総会当日は、朝7時30分から新宿本社で従業員向けビラ入れを実施しまし
た。予想した以上に「従業員向けのビラ」の受け取りはよく、用意したビラが瞬く
間に無くなっていき、急遽、「街頭宣伝用リーフ」も追加して、宣伝行動を続けま
した。

 株主総会には7名が参加。それ以外のメンバーは総会参加の株主へのビラ配布を
引き続き実施しました。その後、中野の損保ジャパン日本興亜の入っているビル周
辺での街頭宣伝をおこないました。

 株主総会では、小畑さんを含め4名が発言しました。「(小畑さんの)継続雇用
を拒否した会社の不当性」「会社のおこなった退職強要問題」「労基法違反の『み
なし労働時間制度』と『私的時間制度』」などについて会社の考えを糾しました。

 しかしながら、会社側は「係争中の問題についての発言は差し控える」「(労働
時間の問題は)組合の了承を得ている。本人の同意も取り付けている」など問題の
本質を避ける回答を繰り返していました。退職強要問題についても、指摘した事実
に触れることなく、何ら根拠も示さず、退職強要はなかったとの回答を繰り返して
いました。さらに新宿本社に各地から従業員を呼んだのは「指導教育が必要な職員
を呼んで通常の指導をおこなっただけだ」「すべての従業員に満足を与える事は困
難だ。世界に伍していく会社になるためには生産性を上げなければいけない。新し
い環境の中でどういう社員・代理店を大切にするかを考えなければならない」とそ
の発言からは、会社を支える従業員や代理店に対する配慮・感謝は感じられません
でした。