ニュースNo.64. 2005. 6.20.

 早急に「憲法改悪反対署名」5000到達し、
  『宮島・損保全国交流集会』成功を
 東京で『損保九条の会』結成される=野村代表が連帯の挨拶=

 私たちが3月以降取り組んできた「憲法改悪反対署名」は、このほど3800筆を突破しました。世話人会では6月末までに5000筆到達の実現のため再度みなさんにお願いすることになりました。その勢いで8月5・6日の『宮島・損保全国交流集会』の成功につなげていきましょう。みなさんのもう一度の奮闘をお願いします。
 また、東京の有志で『損保9条の会準備会』で結成準備が進められてきましたが、去る6月18日東京都千代田区の星陵会館で『損保9条の会』結成総会が開催されました。会場には250名以上の仲間が参加、大阪損保革新懇世話人から野村・野口・大沢の3名が出席しました。よびかけ人の一人、品川正治氏から約1時間半にわたる『日本と世界の平和な未来のために』の記念講演に会場は静まり返りました。
 品川講演要旨と野村代表世話人の連帯の挨拶要旨は次の通りです。



「戦争を起こすのも、とめるのも人間」
   「9条を守ることは世界史を変える」

 戦争は人間が起こすもので天災ではない。止めるのも許さないのも人間だ。世界中に紛争の種はつきない。部族間・宗教間対立・領海領域など世界の至る所に紛争はある。人間として紛争は避けられないが、人間は紛争を戦争にしない力を持っている。紛争があっても戦争にしないこと、それが9条の精神だ。
 紛争を戦争にするためには武力がいる。軍需産業・軍産複合体は紛争を戦争にしたがる。戦争を望む勢力はだれか。はっきりしている。戦争の最大の価値観は勝つこと。勝つためには何をしてもよい。そのために外交・金融・科学・医学すべてが動員される。グローバリズムはアメリカの戦略用語だ。経済用語ではなく、アメリカが勝つための言葉だ。日本の政界・財界はアメリカの戦略体制を甘くみているのではないか。日米同盟を切ってから憲法を変えるならともかく、なぜこの時期に9条をいじろうとするのか。
 21世紀の日本の在り方を決めるのに憲法をいじってはならないが、改正の潮流が強い中で憲法9条を守ることは容易でない。だが、仕掛けられた攻撃を跳ね返せばどうなるのか。アメリカの中枢は「日本の改憲は大丈夫か、準備不足でないか。日本の改憲派はもし失敗したらどうなるのか知っているのか。世界がすっかり変わることになることを知っているのか」という不安を持っている。
 9条を守り通した時、21世紀の日本・アジア・世界全体の変わり方は想像できないほど大きい。日本の役割は世界を担うこととなる。9条の会は産業として結成されたのは損保が最初で損保に育てられた一人として大変な誇りです。今が勝負どきです。互いに奮闘しあいましょう。私も仕掛けられた以上、やる気満々です。みなさん一緒にがんばりましょう。



 「東京から多くの仲間の参加をよびかけます」

 講演の後、呼びかけ人の3名から挨拶。指名を受けた野村代表は、「22年前の全国大会で退任したが、22年後にみなさんと再会できるとは思いも及ばなかった。憲法改悪情勢がこの機会をつくってくれたわけで、心新たに奮闘したい」と前置きして、大阪での7年間の主な歩みを報告、『宮島・損保全国交流集会』について紹介し「このイベントは憲法改悪情勢がより進むなか戦後60周年を祈念し、被爆地・損保慰霊碑を持つ広島で、品川さんを招いて損保の現役とOBが平和や9条について語り合うという意義を持つ。今まで個々バラバラに活動していた各地の損保革新懇と今回結成された『9条の会』が結びついた事実上の『第1回損保革新懇全国交流集会』とも言える大きな意義を持つもので東京からも多くの代表派遣を」と訴えました。
 集会終了後、各職場ごとの二次会も盛り上がったようで、品川さんも二つの席を回られました。この席ですでに「10名以上で広島に参加しよう」とか、世話役を決めたところなどいよいよ具体的な動きが始まっています。



 ただ今、『宮島』参加希望者70名超える

 わたしたちのよびかけに応じてくださって現在大阪関係で参加希望者は70名を越えました。まだ余裕がありますから職場の仲間や家族に声をかけてください。
 いろいろなコースも可能ですから最寄の世話人までご相談ください。

 署名をやりきって、広島で会いましょう!