ニュースNo.59. 2005.2.18

憲法漫談『地球のすみずみに憲法の花を』
に爆笑と決意

 2月16日、大阪損保革新懇主催・笑工房ジョイントイベント第三弾「漫談・地球のすみずみに憲法の花を」に138名、恒例の二次会にも77名の仲間が参加し、夜遅くまで憲法論議に花が咲きました。
                       
−木藤なおゆきさん−
 憲法の魅力・大切さをよどみなく

 イベント第一部は笑工房小林社長から『この6年間の歩み』『商業主義による笑いを批判しながらすでに全国で千回を超える講演を成功させてきたこと』や芸能界の裏話など興味深い内容が語られました。
 ついで第二部木藤なおゆきさんの憲法漫談に入りました。
 冒頭いきなり、暗記した憲法9条を紹介し、「ボクはこの憲法9条改悪に反対です。なぜなら改悪されるとせっかく暗記したのにまた覚え直さなアカンからです。」に会場大爆笑。話は憲法が改悪されるとどうなるかを駄洒落を混ぜ込みながら、「イラク戦争」「武器輸出三原則」「有事立法」「徴兵制」「教育基本法」などの話を展開。この間に木藤さんは「労働基準法第1条」全文を紹介するなど日頃の勉強ぶりを笑いとともに発揮しました。
 締めくくりに「明治以来69年間に日本は7度も戦争しました。しかし平和憲法ができてから60年間、一度も戦争をしていないし、一人も殺していない。だから平和憲法を大切です」と暗唱した憲法前文をよどみなく一気に語り、漫談は終了。大きな拍手が起きました。


憲法改悪反対署名を成功させよう!

 開会挨拶で三浦代表世話人は次のように訴えました。

 私たちは昨年の第7回総会で憲法問題を最重要課題として取り組むことを確認しました。
 今、憲法問題をめぐる動きはあわただしくなってきており、具体的な政治日程にものぼろうとしています。
そこであらためて3点についてみなさんに訴えます。
 第一は、「憲法改悪反対」でいよいよ本格的な行動、運動の時期にきたということです。
 私たちは結成以降一貫して21世紀の損保産業の民主的なありかたと平和との関連を追求してきました。一昨年の『平和憲法』品川講演、昨年の『平和と平等』斉藤講演の成功をふまえて、『3つの座標軸』を確認しました。平和憲法を守る『座標軸』の具体的な行動の第一歩を踏み出そうではありませんか。
 第二は、運動の規模です。国会の3分の2以上が改憲勢力で占められていますが、改憲するためには国民投票の過半数が必要です。言い換えると、国民の過半数で『憲法改悪反対』の国民世論をつくれば改憲は阻止できるということです。今、全国的な規模で『9条の会』の呼びかけに応じた運動が高まっています。私たちもその一翼を担おうではありませんか。
 第三に、私たちの運動の主戦場は職場です。本日お配りした署名用紙は一昨日の緊急拡大世話人会議で確認したものです。この請願項目には憲法改悪に反対する損保労働者の思いが集約されています。署名用紙で職場の仲間との対話に十分なり得るものと確信します。お互いに奮闘しようではありませんか。