ニュースNo.58. 2005.1.7.

憲法九条は平和の輝き、改悪許さない
                        代表世話人 野村英隆

 大阪損保革新懇会員のみなさん、職場の仲間のみなさん、家族のみなさん
21世紀5年目の新年を迎えました。大阪損保革新懇も7年目の活動に入りました。
 昨年は国内外で大災害の多い年でした。国内での台風・水害・地震に加え年末のスマトラ沖地震・津波の被害は日を追って拡大し、地球規模・歴史的な災害に胸が痛みます。今年は災害が少ない年になるよう切に願いたいものですが、今年も国民・市民生活にとって激動の厳しい情勢が続きそうです。厳しい中だからこそ、奮闘しがいや頑張りがいがあると確信しあいたいと思います。
 昨年十一月第7回総会の斉藤貴男氏講演録『平和と平等をあきらめない』は450部を職場の仲間に配布し、ホームページにも採録しました。総会の模様を保険毎日新聞が大きな紙面で取り上げたこともあって、全国の職場で反響を呼んでいるようです。年末にはホームページアクセスは5500を超えました。より多くの全国の仲間にわれわれのホームページを知ってもらい、読んでもらう運動・訴えを進めましょう。
 第7回総会以降、世話人会では既存会員の更新と新会員の拡大に取り組んできました。昨年は会員がピーク時より減りながらも、活動をより多彩に展開したため財政は結成以来初の赤字計上となってしまいました。会員拡大の取り組みの結果、再び300名を越える仲間が結集する組織になりました。OBと現役の比率が逆転し、若返りが進んだり、結成初期の会員で「憲法改悪の動きに黙っていられない」と再び会員に戻ってくれた複数の仲間など新しい特徴も生まれてきています。財政も多くの有志のカンパによって健全化に復帰し、新年以降諸活動を旺盛に展開できる体制が確立しました。
 私たちはこの2年、総会で品川講演『平和憲法を考える』、斉藤講演『平和と平等をあきらめない』と憲法を軸に取り上げてきました。9条はいまあらためて平和の羅針盤として輝いています。平和な社会とともに発展する損保産業とそこで働くものにとっても憲法改悪の動きを許しません。新年にあたり、再度この会の結成の趣旨である『21世紀の平和・民主主義・損保の民主化をめざす』ことを再確認して、もっともっと仲間を増やし、ともに奮闘することを誓い合いましょう。


ホープネット2年目の抱負
    ホープネット世話人代表 田中明美

 私たちは三井住友海上の人事制度改定に怒りを感じ、何とかしたいという思いで、昨年2月「ホープネット」を結成しました。呼びかけは会社や組合をこえて、損保で働くすべての職種の女性に呼びかけました。今まで12回の拡大世話人会を開き、職場でおこっている問題を話し合いました。世話人だけでなく会員から職場でおこっている問題や日頃の状況をメールニュースで発信しあい、ホームページも開設しました。
 6月には「スウェーデンに学ぶ・私たちの職場と生活」というテーマで学習会を開き、スウェーデンと日本の社会制度の違いを学びました。
 12月には「ホープネット」の名付け親である森岡先生を囲んでクリスマス・パーティを開催しました。
 一人で悩み、誰にも相談できず泣く泣くやめていく人がでないように「ホープネット」の存在を広く伝え、一人で悩まず相談できる仲間がいることを知らせていきたいと思います。2年目の今年はより人間らしく働ける職場をつくるためにもっともっとみんなで話し合いながら歩んでいこうと考えています。



『せんそう あかん』に参加
       事務局長 野口英機

 昨年12月14日、アメリカのイラク占領支配と自衛隊の派兵に抗議する大阪城公園でのキャンドル集会に大阪損保革新懇から8名が参加しました。当日は夕方からの冷え込みと雨の中、1000名が傘をさしながらのロウソク文字で『せんそう あかん』が点灯され、大きな拍手のもと幻想的な平和メッセージ集会となりました。
 集会では「イラク戦争反対、自衛隊をすぐに撤退させよ、憲法9条を守ろうの声を草の根レベルで発信し大きな平和運動を広げよう。」と宣言し、その後ローソクを手に持ち京橋まで約1時間シュプレヒコールを唱えながら行進し、終了後全員が寿司屋に飛び込みビールで乾杯しともにねぎらいながら歓談しました。大変肌寒い中での集会とデモ行進でしたが、今こそこのような一つ一つの行動のつみ重ねが重要だと感じました。



2月16日(水)笑工房イベント第3弾
 漫談『地球のすみずみに憲法の花を』
漫談師 木藤なおゆき 松竹芸能所属