ニュースNo.57. 2004.11.15.

大阪損保革新懇・第7回総会・11月5日開催
ジャーナリスト斎藤貴男氏記念講演に、180人が参加!
総会アピール・『座標軸』持ち、7年目の革新懇運動を広げようを採択!


総会は、冒頭野村代表世話人より開会あいさつ、私たちの1年間の運動と到達点を述べたあと、台風・新潟中越自身の被災者への義援金カンパを訴えました。
ジャーナリスト・斎藤貴男さんから『平和と平等をあきらめない』と題して、1時間15分の講演をうけました。実際の取材にもとづいた斎藤さんの話は、おだやかな口調ながら、迫力と説得力に満ちたものでした。情報化社会・IT社会と言われている中で、この国のあり様の問題に深く関わる真実がかくされ続けていることに驚き、あらためて私たち一人ひとりの現状認識が問われている時代であることを考えさせられました。
最後に総会アピール(別掲)を読み上げ、参加者全員の拍手で採択しました。


記念講演『平和と平等をあきらめない』
早速多くの参加者から感想を寄せていただきました。感想を通じても講演内容をうかがい知ることが出来ます。
講演録派事務局で作成中です。別途小冊子にしてお届けしする予定です。

民主主義を見つめ直し、事実ではなく真実を
『機会不平等』の本を読みましたが、今日の講演で斎藤さんの伝えたい事がよく判りました。
私も今の日本、自衛隊の海外派兵や現内閣の政策、そしてこれを当たり前のように報道するマスメディアに恐怖と危機を感じています。私たちが新聞やテレビの情報を一方通行で受け止めているだけでは、本当に戦争・差別・監視の社会が成立しかねないなと思いました。
憲法の下、「弱肉強食」「帝国主義」の方法はあってはならないことなのに、それが浸透しようとしている今こそ、民主主義を見つめ直し、事実でなく真実を探求する事で権力を監視していくべきと思いました。(匿名希望さん)

最初に香田さんのこと(イラク人質殺害事件)についてお話されましたが、私も何か嫌な気持ちでいます。
まだ子どもも小さいし、こんな事が当たり前になる世の中にはしたくないと思います。
斎藤さんの本、知らない事が多く、特にカルト資本主義は気になっていた事も載っていて、キチンと情報を知ること、しらせていくことが大切であると思いました。(N・Nさん)

権力に屈しない人間として、自由と尊厳を軸に
「どうせ勉強したって就職できるかどうか判らんのやろ?」・・・去年、受験勉強中の中3の息子から聞いた言葉です。近所の大学生は、3回生から就職活動を始め、東京はもちろん、豊岡や鳥取等地方へも何回も行っていますが4回生になった今、まだ就職先は決まっていません。しかし、一方ではそんなに頑張って入社した会社を3年で3割の人が退職するといいます。そして親も怯えていると聞きます。
「こんな時代がいつまでも続いてよいはずがない。権力に屈しない人間が、人間としての自由と尊厳とを取り戻すための・・・」と熱く語っていただいた講演に感動しました。(M・Mさん)

声高でなく静かな口調でのものすごい内容のお話、重い気持ちになりました。
怖い時代、しっかりした考えを持たなくてはと心の底から思いました。そして小さいことからでも行動に移そうと・・・。(M・Kさん)


「災害義援金カンパにご協力ありがとうございました。
総会会場で訴えました新潟中越地震、出石町水害義援金カンパは、64,407円集まりました。事務局で激励の手紙をそえて送金手続きを行ないました。ご報告いたします。