ニュースNo.47. 2003.9.24.

10月15日 第6回総会と「品川講演」を成功させよう!

 「大阪損保革新懇」ホームページ 紙上版 part1

 私たちは昨年4月、「大阪損保革新懇」ホームページを開設しました。大阪損保革新懇の運動の高まりによって、今までの「口コミ」やビラ・ニュース中心の活動では職場の状況に応えきれなくなり、パソコンの活用による活動が痛感されたからでした。1998年10月結成以降のすべての活動内容を盛り込み、文字数で約30万字、新書版で3冊になります。現在まで3700のアクセスがあり、多くの意見や激励が寄せられています。すでにパソコンを活用されている仲間は全国のパソコン仲間にホームページを広げるよう訴えましょう。まだの仲間はこの機会にパソコンに入門し開くようにしましょう。

(ホームページ画面)

現職の課長さんより「手記」を寄せていただきました

 10月15日・第6回定期総会での記念講演の講師に、「平和憲法を考える」と題して、経済同友会終身幹事の品川正治氏を迎えて開催することを「ニュース」で会員の皆さんにお知らせしました。このほど、現職の課長さんより「4年前の品川講演の感動と今にかける思い」を手記にして寄せていただきました。以下その全文を紹介します。

長くてつらい4年間 「品川講演」を力に がんばった4年間

 結成5周年・定期総会の記念講演に品川氏を講師に迎えると聞き、一人でも多くの人に聞いてもらいたいという気が走る。
 あの感動的な結成1年目の講演。私にとってはあの講演から4年が経ったとは思えない。つい最近聞いたような感じでいる。
 本当に大きく大きく様変わりした損害保険業界。長年働き続けてきた職場が信じられないほど大きく変わった。
 多くの仲間がこの職場を去った。信じられない組み合わせで合併が行われた。損保会社がつぶれた。本当は長くてつらい4年間であった。
 前回の講演の中で損保産業に求められる三つの対応の第一点として、料率破壊競争に触れている。当時私はその矢面で仕事をしており、「こんな事をしていいのだろうか?」と思いながらもその先頭にたって仕事をしていた。
 料率の信頼が失われる危機、これからの損保のあり方を考える場合けっして得策ではない。一度壊した料率破壊を修復する事は難しい。と指摘。残念ながら今もその時と同じ仕事を「おかしい」と思いながら続けている。あの当時から比べればさらに想像を絶する激しさで・・・。
 今、工場物件が値上げをする。
 今まで予想もしなかった大きな火災が連続的に起こっている。鉄筋コンクリートの建物が全焼をする。アメリカの東部に日本全土を覆うほどのハリケーンが襲い莫大な損害が生ずる。一方で保険料の料率引き下げ合戦で鉄筋コンクリートの建物等には支払限度額設定、風ひょう雪災害等の自然災害は不担保、本当に想像を絶する災害にたえられるのかどうか、担当者は不安がつのるばかり。
 品川講演をブックレットで何度も読み返している。「こんな仕事をしていいのか?」と思うとき、家で読み返している。そして今も「頑張る」力をもらっている。だから前回の講演からとても短く感じるのかも知れない。

世界に誇れる「平和憲法」 「守る」大きな世論の一翼を

 今回は、「平和憲法を考える」が主題の講演だが、この問題もこの間大きく、変な方向に曲がりかけている。
 誰もが「戦争反対」「平和な世界」を望む。私たちは全世界に誇れる「平和憲法」を持っている。「今の右傾化の流れに対し強い危機感を持ち、憲法はしがみついてでも守らなければならない。」という品川さんの強い信念に感動し、一人でも多くの仲間に声をかけ、品川氏の信念を私たちのものとしていくためににも、多くの仲間に参加を訴えていきたい。
                             損保N社 Y・N氏