ニュースNO.42 2003...

春闘連帯! ホームページ・アクセス3000人突破記念! 学習集会

大企業の社会的責任と働くルールの確立を!
 ストップ!労働法制改悪 講演会
日時・6月11日(水)午後6時30分〜 会場・大阪府商工会館7階講堂
講師 関西大学経済学部教授・株主オンブズマン代表 森岡孝二さん

 5月15日(水)第4回拡大世話人会議を27名の参加で開催し、久しぶりの開催とあって、賑々しくお互いの職場状況を交流しあいながら、秋の定例総会に向けてこれからの運動の課題について論議しました。
 合併・統合下私たちの職場は、アウトソーシングでパートや派遣で働くひとが急に増え始めており、正規社員は早朝出勤、深夜労働が当たり前の状況におかれていることが報告され、“「合併」して何もいいことはない”が仲間の共通の思いであることが浮き彫りになりました。
 そこでもっとお互いの状況が知り合える集いを持とう・ホームページでもっと幅広い仲間の意見が聞ける掲示板を設置することとし、そして緊急に「産業の変質につながりかねない労働法制の改悪に反対する講演会」を開催することを確認しました。


日本経済の再生の視点で労働法制改悪について語る 森岡先生訪問記

 労働法制改悪問題の講演を引き受けていただいた森岡先生にご挨拶かたがた打ち合わせのため、関西大学の教授室を訪問しました。

 森岡先生といえば、一般新聞で報道される「株主代表訴訟」で先生の名前がよく報道されていたのを思い出します。
 先生は、日本経済再生にとって、今大企業の社会的責任(コーポレートルール)と働くルールの確立が問われていることを強調されています。
 NPO「株主オンブズマン」代表として株主総会に出席し、「役員報酬、退職慰労金開示請求」「雪印乳業倫理・品質委員会設置請求」「女性取締役の選任請求」など様々な提案をし、いくつかは実現してきました。
 また過労死問題や労働時間(サービス残業)問題にも積極的に取組んでおられ、先生の専門分野である株式会社論、企業社会論、労働時間論が、実際の現場に出かけて、自らの体験と実践を通じて深めてこられたものであることを、先生のお話の節々で感じさせられました。
 いま私たちの職場は、「違法・無法」な長時間過密労働の実態にあり、異種雇用の仲間も増えています。労働法制の改悪は、まさにこれら異常な実態を合法化、追認しようとするものです。
 「日本経済の再生」の視点からお話いただける先生の講演は、今国会で強行されようとしている労働法制改悪に反対する私たちの運動が、大義あるたたかいであることを深めていただけるものと期待しています。
 損害保険協会近畿支部は、大阪府消費生活センター主催の「企業向け消費者セミナー」で7月3日、森岡先生の講演〜消費者が信頼する企業とは〜の講演会を損保各社に案内しました。

日新革新懇の集い 近畿一円からかけつけ大いに盛り上がる
5月23日()第5回日新の集いが開催されました。
参加者は16名。今回は「次回はぜひ金曜日に」という単身赴任の方からのリクエストに応えて金曜日に実施しました。
神戸はじめ近畿一円から参加し、大いに盛り上がりました。
呼びかけ人の「戦争反対、損保の民主化、職場の健全さ追及」の三点をかかげた会があり、良識のある人々がこうしてわきあいあいと語り合える場の必要性を強調。損保ジャパンの仲間から損保ジャパンの戦略と営業現場の実態をリアルな報告を受け、資本のえげつないやり方について参加者全員再認識をしました。
話はつきることなく、翌日は休みでもあり11時をまわっても延々と続きました。
6月11日の労働法制改悪の学習会を呼びかけ、みんなで参加することを確認しあって閉会しました。今後も会員の要望を聞きさらに大きな輪になるよう頑張っていきます