No35.2002.7.23.

ホームページ、アクセス1000人到達

全国の仲間から感想、激励寄せられる

私たちは3ヶ月前、4月17日に全国の仲間に大阪から損保革新懇運動の情報発信と活動の呼びかけをめざし「大阪損保革新懇ホームページ」を開設し、多くの仲間にホームページを開いてもらうよう運動を進めてきました。

その結果、開設ちょうど3ヶ月の7月17日、アクセス数は1000人に到達しました。短期間にこれだけ多くの仲間に私たちの活動を知っていただいたことに喜び、驚いています。今後も激動の損保情勢が続く中、もっともっと多くの仲間に私たちのホームページを知ってもらう活動を広げていくつもりです。感想や激励の言葉も多く寄せられています。その一部を紹介します。

内容濃い講演に学ぶ

 押尾講演を読みました。品川・宗藤・中崎・押尾講演と現代損保最前線問題を取り上げている貴革新懇の活動に敬意を表します。かって笠原教授の「ソ連保険法」の学習会に参加した者として往時を思い返し、この産業の健全な発展を一層期待します。 東京 K・T

福祉に役立つ損保めざし

 東京で地域の福祉市民運動や高齢者協同組合運動にかかわっている者です。押尾講演は先日われわれが押尾講師を招いておこなった「損保・生保・共済の現状」と共通しています。保険・共済を軸として国民の暮らし・福祉に役立つよう互いに頑張り合いましょう。

東京 R・M

「NGO・NPO」論に賛同

元保険毎日の中崎さんや押尾教授のお話の中に今後、各分野でNGO・NPO的運動が広がっていくだろうと述べられていますし、野村代表も「損保革新懇運動は損保産業内のNGO・NPO的なものをめざしたい」と発言されています。労働者無視、顧客軽視、シェア拡大一辺倒の競争の中で産業内の市民運動的なものが必要だと思います。私も「NGO・NPO」論に共感、賛同します。 東京 S・A

貴重な情報、ありがとう

 京都在住の損保OBです。体調を崩し、闘病中ですが、友人からホームページの開設を知りました。一連の講演やブックレットを少しずつ読みあげましたが、現役時代と大変異なった時代が進んでいる様です。何もできませんが、貴重な情報提供に感謝します。

京都 M・K


「ジャパン」発足、まもなく1ヶ月

「ジャパン」発足、まもなく1ヶ月。初日、8時出勤で発足式。その後、みんな連日9時〜10時まで残業です。ツメツメ職場で大変暑く、照明も暗い。明らかに「安全衛生規則」違反だと思います。経費節減最優先がこんな形で現れています。

=2002年度大阪革新懇総会=

ホームページ開設と損保革新懇運動の今後の課題

 7月13日(土)大阪市内で2002年度大阪革新懇総会が開催され、当革新懇から野村・中井・三浦・野口・大川の世話人が出席しました。討論では三浦事務局長が「ホームページ開設と損保革新懇運動の展望」として要旨、ホームページ開設の必要性・内容アクセス状況・反響などに触れた後、今後の損保革新懇運動の取り組みの決意を報告しました。この日のアクセス数は20を越えましたが、この報告の反響と思われます。

<発言要旨>

産業の社会性・公共性の視点で世論づくりの運動を!

 大阪損保革新懇の三浦です。私たちは今年2月、大阪で開催された『全国革新懇・交流集会』で「自前のホームページ開設の準備を進めている」と報告しましたが、その2ヶ月後に開設することができました。本日はこの経験とその後の運動と今後の損保革新懇運の課題について報告したいと思います。私たちは結成後、4年目に入りました。

この間、様々な運動を取り組み、全国でも注目されるホワイトカラーの職場革新懇の一つになったことも自負できると思います。私たちは、4年目の総会で@もっと外へ広げる活動を、A仲間に見える革新懇活動をするBこの二つの課題を具体的に結び付けるものとして自前のホームページを開設することを決めました。

損害保険産業の社会的役割や産業の民主化について提言する運動をしてきましたが、私たちの主張と運動は、社会的にも又産業界のなかでも十分耐えうるものと確信し開設に至りました。

 次に、私たちはホームページを多くの人にアクセスしてもらう、読んでもらう運動を行いました。革新懇関係労働組合関係、友好団体、そして損保各社、保険業界紙にも出状し、業界紙4紙は記事で紹介しました。4月17日開設後、アクセス数は本日で950を超えました。

 主体として損保にかかわるすべての仲間の中に会費会員を増やすこととしていますが、お互い確信をもって職場で堂々と仲間に訴えようということでは大きなインパクトを与えたと考えます。             

今、損保は大型合併がすすめられ、ついに“ミレア”と“ジャパン”の二つの巨大損保企業が誕生しました。この「一流資本」のもとで損保産業の職場ではどのように変わろうとしているのか検証しようということで「ミレアとジャパンの戦略のゆくえ」と題して明治大学の押尾教授を招いての講演会を成功させました。      

 激動する損保の職場のなかで、仲間が元気のでる集いをしようということで、「5・18フェスティバル」を220名を越える職場の若い仲間の力と参加で成功させることができました。

 さらに、各職場の革新懇の仲間は、o夫婦別居配転撤回のたたかい。o中・高年労働者の賃金の改善。o労働組合のワクをこえた会員の拡大。などの取り組みを進めています。

 この間の運動を通じて私たちは、今、職場には二つの期待があると思っています。一つは労働組合の枠を越えた革新懇運動にたいする期待。

 もう一つは業界、行政を動かす位の世論づくりへの期待です。今、仕事のあり様、産業のあり様が日々問われはじめています。産業の社会性、公共性の視点で世論づくりの運動をまだまだ未熟ですががんばっていきたいと決意して発言といたします。

大阪民主新報(7月21日付)は、コラム欄「寸鉄」で次の内容で大阪損保革新懇の運動内容を紹介しました。

 「結成以来のほぼすべての活動内容を盛り込んだホームページを開設した」。「日本保険新聞」がこう報じたのは、大阪損保革新懇のこと。損保業界には業界紙4紙があるが全紙がこの記事掲載している。4月の開設だが、反響は大きくアクセスは現在1千件近くになっている

▼今や自らのHPを持つのは普通になっているが、職場革新懇が持つのは全国でも初めてだろう。IT時代の中、「もっと運動を広げたい、仲間に見える活動を」と踏み切ったそうだが、業界紙だけでなく各社にも案内状を送っている。「こうなると、みんな知っているわけだから、職場でこそこそ活動することもなくなった」

▼結成以来4年余、大阪損保革新懇は、会社や組合の枠、現役・OBの枠を超え、損保産業の民主化と国政革新を結びつける活動を一貫して追及している。HP開設を記念して明治大学の押尾直志教授を招き、損保産業の大型合併や統合が何をもたらすかを学習している

▼この5月開いた「損保フェスティバル」の合言葉は「元気」「勇気」「誇り」「生きがい」「働きがい」。そして「人間を大切にすることを忘れた国や産業、会社に本当に未来はあるのでしょうか」と問いかける。このしなやかさが活動や発想の基本にある

▼「革新懇運動は損保産業内のNGO・NPO的活動」とも規定しているが、押尾教授は、組織拡大とともに運動の成果を行政にも反映させ、教育現場との交流をやってほしいと、期待をのべている