No.24. 2001・4・2

  21世紀幕開け損保激動、許すな!リストラ 守ろう! 損保産業の誇り

                                   

シンポジウム「いま、損保の職場はどうなっているのか」

 シンポジウム参加のよびかけ

 みなさん!21世紀幕開けのいま、損害保険産業は激動・激変が続いています。

4月1日、「日本興亜損害保険」「あいおい損害保険」「ニッセイ同和損害保険」の3社が発足し、10月には「三井住友海上火災保険」がスタートします。また、東京海上・日動火災・朝日生命の三社、安田火災・日産火災・大成火災の3社は2002年をめどに統合化をめざし、ごく最近、共栄火災が東京海上グループに参加することを発表しました。この間、第一火災の破綻も重なり、損保情勢は劇的に進んでいます。

 このような情勢のもとで損保労働運動をはじめ損保労働者のおかれている状況も激しく変化しています。

 全損保第一支部と全損保第一外勤支部の仲間が経営破綻の責任を追及し、仕事と雇用の確保をめざし闘っている時、昨年秋からの全損保日火支部・全損保三井支部・全損保太陽支部の全損保脱退という不幸な辛い事態が続きました。

 「日本興亜」の新発足にともない統合前・日本火災に働いていた者の殆どは賃金・臨給・退職金など経済条件をはじめすべての労働条件は切り下げになる中、日本火災労組は興亜労組との統合とともに損保労連に加盟申請をするという方針を決めています。分裂・脱退の本質を端的に示しています。各社でも労働者犠牲の方針・政策が枚挙に暇がないほどつぎつぎと強行してきています。

 私たちは昨年、ブックレット『損保の未来』を刊行し、刊行記念シンポジウムでも損害保険産業の21世紀のあるべき姿を働くものの立場から問題提起しましたが、いま職場に起きている姿は私たちが願うものとほど遠いものとなっています。
 そこで今回のシンポジウムでは、『いま職場に起きている数多くの具体事例とを報告し、その背景・要因を明らかにして、損保産業の民主的な発展を願い、そこで働く者が誇りをもつ』ことを追及し、損保激動時代に「革新懇らしい」「革新懇ならでは」の立場でみんなで考えたいと思います。多くの皆さんの参加を呼びかけます。

 日時   4月18日(水) 午後6時半開始 

 会場   AAホール(下記地図のとおり)

 会費   1000円

               

 シンポジウムの内容

 一 基調報告『最新金融情勢の特徴』

            阪南大学   桜田教授

 二 パネリストからの報告・問題提起・決意

  1『経営破綻・会社消滅、今第一火災の仲間は』      (第一)
  2『“日本興亜”発足の陰に、今職場は』         (日火)

  3『安田との統合・提携が発表されて、今職場は』     (日産)(大成)
  4『東海との統合・提携が発表されて、今外勤労働者は』  (日動外勤)
  5『ビクトリープランのもとで理由なき降格人事とたたかう』(共栄)
  6『職制“イジメ”に“人間の尊厳”掲げ闘う』      (東海)
  7『単身赴任、別居配転攻撃許さず』           (日新)

 三 コーディネーター報告『闘いの展望と確信』             

                    河村武信弁護士