No.23 2001.1.19


大阪革新懇20周年記念誌

『大阪から日本の改革へ力をあわせて』 刊行される

 いよいよ21世紀に入りました。新世紀に入ったというのに、日本の政治・経済には暗雲が立ちこめたままです。

 新年早々、KSD問題でまたまた自民党の金権汚職体質が明らかになり、株価も森内閣の支持率も低迷し、自公保路線ではどうしょうもない行き詰まりに至っています。

 いよいよ国勢の流れを国民本位に変えていく時代の到来です。平和・民主主義・生活向上の革新三目標の実現のため今年も奮闘しましょう。夏の参議院選挙で勝利し、国民本位の二十一世紀をめざしましょう。

 大阪革新懇は20年前に結成され、明るく・楽しい・希望のもてる大阪をめざし、多彩な活動を重ねてきました。

○このほど『大阪から日本の改革へ 力をあわせて』ー革新懇運動20年の軌跡ーが刊行されました。私たちの大阪革新懇はこの2年の歴史の最後の2年目から運動に参加した「新参」革新懇ですが、この本の「第3章 九〇年代 −日本社会に大変動の波 −第10節草の根運動− 地域から職場へ」のなかで次のように紹介されています。またこのページの下段にも寄稿記事が掲載されています。

 いまでは電機、電力、機械、自動車、薬品、通信、交通、金融、損保、印刷、繊維、官庁の職場と学園に、革新懇とその準備会ができている。それぞれが持ち味を発揮して多彩に活動をすすめている。

 労働組合系列の違い、組合員、非組合員の区別など問題にしていない。ところによっては管理職の人も参加している。定年退職した人も「自由な身」でいきいきと楽しく協力している。阪神・淡路大震災のとき「ボランティア出勤」したところ、広く募金を集めて沖縄連帯集会に参加したところ、会員の希望で毎年「革新懇ツアー」をやっているところ、政治・経済はじめ「時事問題」の学習会を実施しているところなど、元気の出る話題にこと欠かない。

 損保革新懇が99年10月に行った一周年総会に集まった人は360人。経済同友会元副代表幹事の品川正治さんの記念講演を、ブックレット『どうなる?どうする!損保の未来』に収めた。その普及数は7,500部に及び、全国に大反響をよんでいる。

 いよいよ21世紀。リストラ攻撃がきびしいだけに、希望をもって憲法の生きる職場をという職場革新懇運動発展の条件は、いっそう広がっている。

 多くの会員の皆さんに読んでいただきますようご案内いたします。希望者は事務局までお申し込みください。1冊900円(定価1000円)です。

 


 総合雑誌『前衛』三月号、革新懇運動特集


  「大阪損保革新懇」の活動と抱負を掲載

                                     

 昨年末、総合雑誌『前衛』編集部から「三月号で革新懇運動特集をするので、大阪損保革新懇の経験と今後の活動方針などまとめていただけないか」との申し入れがあり、代表世話人会で相談の結果、応じることになりました。

 野村代表が原案を執筆、12月22日開催の世話人会で原案を修正確認、編集部に送付しました。

 表題は『損保産業の民主的な発展を求めて』の4節構成の小論文で、ブックレット『損保の未来』編集・刊行・普及活動の教訓・総括と損保再編情勢が進むもと複雑な労働情勢の中で職場革新懇の抱負を語っています。『前衛』三月号は2月1日発売予定です。


会社はリストラやりたい放題!
  いったいどないすんねん!


         シンポジュウムのご案内

 リストラ・解雇自由の流れ、賃金・労働条件の切り下げなどいま労働者が直面している課題にどう立ち向かえばよいか、各界で活躍する著名パネラーが幅広い視点から意見を交わし、はね返していく運動をどう発展させるかー激動の損保情勢のもと損保労働者・OBにとっても元気になるシンポジュウムにぜひご出席ください。

 [パネラー]

   森永卓郎氏(テレビ朝日ニュースステーションコメンテーター)

   鎌田 慧氏(ルポライター)

   城塚健之氏(弁護士)

   綱本 守氏(民放労連近畿地連特別執行委員)

 [コーディネーター]

   諏訪幸雄氏(航空連事務局長)

  
2001年1月27日(土)13時〜

  朝日生命ホール(入場無料)



大阪損保革新懇主催 経済問題学習会


『日本経済の展望と民主的改革』

   講師: 林 直道 (大阪市立大学経済学部名誉教授)

   日時: 2001年2月15日(木) PM6・30〜

   場所: 大阪府本町商工会館第一講堂