大阪損保革新懇の活動報告3

 第二回総会開会あいさつ
                          (1999年10月8日)


 ご紹介いただきました野村です。「世話人会を代表し簡単にご挨拶を申し上げます。

 会場の皆さん、本日はお忙しい中を第2回大阪損保革新懇総会と同時に開催いたしました品川正治氏の講演会にご出席下さいましてありがとうございました。

 世話人会として今回の講演会が決まって以降、講演会の成功のため様々な取り組みを進めてきました。

この結果、本日は会員はもとより会員外の方々、大阪地協・分会・青年婦人部のみなさん、非組合員の職制・管理職のみなさん、代理店、銀行・生保の仲間のみなさん、ご招待した各社の代表者、損保業界紙4紙全紙の編集長をはじめその他のマスコミのみなさんなど各界各層から多数お見えいただき、ここに盛大な講演会を開催する運びとなりました。改めて御礼を申し上げます。

 本日は会員外の多くの皆様が出席されていますので、簡単に大阪損保革新懇について説明をさせていただこうと思います。

 私たち「大阪損保革新懇」は「全国革新懇」が提唱している平和・民主主義・生活向上の3つの共同目標に損害保険産業の民主的な発展をめざすという目標を付け加え、昨年10月この会場で発足しました。

現在、20を越える企業に属する人たちと個人会員で300名を擁し、大阪はもとより全国で最大の職場革新懇であります。

20才台から85才まで多彩な顔ぶれであります。

この革新懇のもう一つの特徴は、思想・信条・所属組合の違い・労働組合の有無・現役・OBに関係がありません。

言い換えますと、全損保現元組合員・損保労連現元組合員・日動などの上部組織のない組合の現元組合員・アジャスター・代理店などで構成している損保では初めての革新的な横断組織です。

さてこの1年、私たちは新参革新懇ながら様々な取組や運動を進めてきました。

ダイオキシン勉強会、映画ブラスの上映、川田悦子さん講演会、落語の会、大阪知事選挙では革新知事誕生をめざして数十名の会員が街頭で声をあげました。

 この様な取り組みを進めている最中、私たちは今年『インシュアランス』新年号紙上で品川氏と元同社社長の森松氏と今後の損保業界のあり方についての鋭い対談を読みました。

そして1月30日号の赤旗日曜版で品川氏が現在の公共事業のあり方を批判され、「これからの経済政策は個人・家計に軸足をおいた国づくりが重要です」という記事を読んだのであります。

全国革新懇の第1の共同目標は「国民本位の経済に転換する」することであります。

品川氏は同じ内容を主張されているのであります。

 この様なことが重なって世話人会では一度品川氏をお招きしてお話を聞こうではないかということになったのであります。

「同じ会社だからお前が行ってお願いしてこい」ということになりまして、私が今年3月と7月に2度上京してお願いをしたわけであります。

そして本日の講演会が実現しました。

 品川氏の経歴はビラでご案内したとおりでありますが、昭和30年頃には大阪地協役員をされ、関西勤労協第3期生卒業生でもあります。

その後日火支部書記長・委員長・本部副委員長を歴任されました。

退任後、社長・会長の重責を全うされ、そして経済同友会の副代表専務理事として活躍されました。

現在も経済同友会終身顧問として財界の第一線で活躍されています。

その様な方をお招きすることができ、第2回総会と講演会がかくも盛大に開会できることを主催者として大変嬉しく思います。

それではさっそく講演を開始したいと思います。品川さんどうぞ。

(大きな拍手)