2003年6月11日 於大阪府商工会館
「ストップ!労働法制改悪」学習集会

大企業の社会的責任と働くルール
 ―日本経済再生の展望―

関西大学経済学部教授・株主オンブズマン代表 森岡孝二


開会の挨拶   三浦 博 代表世話人

 開会に先立ち世話人を代表して、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、大変お忙しいなか講演会にご参集いただきご苦労様です。

さて、わたしたち大阪損保革新懇は、昨年4月に自前のホ−ムペ−ジを開設して、本日でそのアクセス数も3000人を大きく突破し、今年の秋で結成丸5年、第6回総会を迎えます。
 そこで本日の講演会は、あえて「春闘連帯・ホ−ムペ−ジ3000人突破記念」講演会とさせていただきました。

 さて、みなさんも日々感じておられるように、私たちの産業は合併・統合がすすめられるなかで、経営責任が問われることもなく従業員の命も、健康も、生活も犠牲にする経営戦略が、本格的にとられようとしています。                     昨日、生保での予定利率引き下げ案が可決され、国民生活に大きな不安と影響を与えようとしています。損保でもミレアの自動車保険料率の引き下げ、日産自動車のミレア・ジャパン二社への移行など大きな変化が生まれようとしています。            先日来の世話人会議や事務局に寄せられている声は、「合併して何一つ良い事はない」が共通した仲間の声です。

 先日の拡大世話人会議では、■もっとお互いの状況が知り合える集いを持とう、■ホ−ムペ−ジで仲間の声が寄せられる掲示板を設置することを確認し合いました。

 私はここで訴えたいと思います。

この秋、結成5周年記念となる定例総会に向けて職場の仲間との一大対話運動を呼び掛けたいと思います。

 本日の講演は、各職場で革新懇運動を進めていく上で、多くのヒントと勇気の出る有意義なお話が聞けるものと確信しています。

 そこで本日の講師をお願いしました森岡先生は、すでにご案内のとうり関西大学経済学部教授で、株主オンブズマンの代表も勤めておられます。先生には特にこの時期、株主総会が重なり大変お忙しい中本日の講演を引き受けてくださり感謝申し上げます。

 なお、最新情報ですが損保協会近畿支部は、7月3日大阪府消費生活センタ−主催の「企業向け消費者セミナ−」で森岡先生の講演を損保各社に案内していることもあわせてご紹介します。

 それでは、早速ですが先生の講演をお願いします。