大阪損保革新懇の活動報告13

2002年度大阪革新懇総会での発言

産業の社会性・公共性の視点で世論づくりの運動を!

2002.7.13.事務局長 三浦 博

 大阪損保革新懇の三浦です。私たちは今年2月、大阪で開催された『全国革新懇・交流集会』で「自前のホームページ開設の準備を進めている」と報告しましたが、その2ヶ月後に開設することができました。本日はこの経験とその後の運動と今後の損保革新懇運の課題について報告したいと思います。

私たちは結成後、4年目に入りました。この間、様々な運動を取り組み、全国でも注目されるホワイトカラーの職場革新懇の一つになったことも自負できると思います。私たちは、4年目の総会で@もっと外へ広げる活動を、A仲間に見える革新懇活動をするBこの二つの課題を具体的に結び付けるものとして自前のホームページを開設することを決めました。

損害保険産業の社会的役割や産業の民主化について提言する運動をしてきましたが、私たちの主張と運動は、社会的にも又産業界のなかでも十分耐えうるものと確信し開設に至りました。

 次に、私たちはホームページを多くの人にアクセスしてもらう、読んでもらう運動を行いました。革新懇関係労働組合関係、友好団体、そして損保各社、保険業界紙にも出状し、業界紙4紙は記事で紹介しました。4月17日開設後、アクセス数は本日で950を超えました。

 主体として損保にかかわるすべての仲間の中に会費会員を増やすこととしていますが、お互い確信をもって職場で堂々と仲間に訴えようということでは大きなインパクトを与えたと考えます。             

今、損保は大型合併がすすめられ、ついに“ミレア”と“ジャパン”の二つの巨大損保企業が誕生しました。この「一流資本」のもとで損保産業の職場ではどのように変わろうとしているのか検証しようということで「ミレアとジャパンの戦略のゆくえ」と題して明治大学の押尾教授を招いての講演会を成功させました。      

 激動する損保の職場のなかで、仲間が元気のでる集いをしようということで、「5・18フェスティバル」を220名を越える職場の若い仲間の力と参加で成功させることができました。

 さらに、各職場の革新懇の仲間は、o夫婦別居配転撤回のたたかい。o中・高年労働者の賃金の改善。o労働組合のワクをこえた会員の拡大。などの取り組みを進めています。

 この間の運動を通じて私たちは、今、職場には二つの期待があると思っています。一つは労働組合の枠を越えた革新懇運動にたいする期待。

 もう一つは業界、行政を動かす位の世論づくりへの期待です。今、仕事のあり様、産業のあり様が日々問われはじめています。産業の社会性、公共性の視点で世論づくりの運動をまだまだ未熟ですががんばっていきたいと決意して発言といたします。