大阪損保革新懇の活動報告12 
 あいおい損保革新懇(東京)へのメッセージ

 「あいおい損保革新懇」結成総会おめでとう

 「あいおい損保革新懇」結成総会おめでとうございます。

 「大阪損保革新懇」から連帯のメッセージを送ります。呼びかけ世話人の皆さんの顔ぶれを見て本当に懐かしく思うと同時に、新生「あいおい損保革新懇」の新しい発展を確信しています。東京に損保の職場革新懇が誕生する意義は大変大きく、今後さらに全国各地に損保革新懇が誕生するようともに連帯し、革新懇運動の前進に奮闘しましょう。

 さて、大阪損保革新懇は4年前、1998年10月に結成し、現在20を越える企業の300名を越える現役・OBの仲間で組織されています。この1年、大阪の各職場革新懇が活動を始めるという新しい運動の芽が生まれてきています。「あいおい」職場革新懇においては「楠目問題」を機に若い人たちが革新懇運動に結集し始めています。

 この4年間、私たちは各種の講演会・シンポジウム・自主映画上映・広島平和式典参加・全国(大阪)革新懇総会(会議)出席などの活動のほかブックレット『損保の未来』の刊行と普及運動を取り組んできました。

 本年度の運動の特徴は紹介したように各職場革新懇が会合を持ち、固有の問題・課題を取り上げ始めているという新たな発展が生まれています。この力が先日の『損保フェスティバル』の大成功の原動力になりました。昨年12月、婦人会員の奮闘で『宮本百合子の生き方に学ぶ』講演会の成功も始めての経験です。4月、結成以来の活動内容をすべて盛り込んだ「大阪損保革新懇」ホームぺージを開設しました。明治大学押尾教授を招き、ホームぺージ開設記念講演『ミレアとジャパンの戦略のゆくえ』も成功しました。

 私たちはホームぺージの開設はインターネットを通じて大阪から全国の仲間に「大阪損保革新懇」の存在と活動を知ってもらう、損保革新懇の発展を願い情報を発信する運動としてとらえています。6月3日現在700人の仲間がホームぺージを開いてくれています。恐らく今日は800名を越えているでしょう。今日この会議に参加されている皆さんぜひ、 http://www uranus dti ne jp/ ossnpksk/ を開いてみてください。近くの仲間にもこのアドレスを広げてください。

みなさん、損保情勢は激動・激震の最中にあります。民主的損保労働運動も複雑・困難な情勢の下にあります。私たちは昨年の総会では『今こそ革新懇の出番、革新懇の風を職場に吹かせよう』と確認し、みんなで奮闘しあい、上のような運動の到達点をつくりだしています。

私たちは損保革新懇運動は損保産業内部のNGO・NPO的な運動の側面を持っていると考えています。激動・激震の損保情勢の中で「非労働組合」「非会社」組織である損保革新懇が「損保の民主化」を掲げ、損保産業の役割と誇りとこの産業で働く仲間の雇用と労働条件を守るため益々奮闘することが問われています。だから、『今こそ革新懇の出番』なのです。

 「大阪損保革新懇」結成以来、金沢・新潟・香川(含む愛媛)の地域損保革新懇が誕生し、今日「千代田火災革新懇」が「あいおい損保革新懇」として新たに発足しました。全国に損保革新懇運動の輪が少しずつですが、着実に広がっています。2年後、全国革新懇全国交流集会にはもっともっと多くの仲間が参集できるようお互いに奮闘することを誓い合い、「あいおい損保革新懇」発足のお祝いのメッセージといたします。

2002年6月15日

大阪損保革新懇  代表世話人 野村英隆